エスカフェって何?スタジオサウスのイベント紹介

今回は、スタジオサウスが主催する数々のイベントの中から「エスカフェ」について僕の感想をまじえながら紹介しようかと思います。


エスカフェとは

2ヶ月に1回のペースで、スタジオサウス主催のエスカフェというイベントを開催しています。
このイベントは、普段は弾き語りなどソロで活動しているシンガーさんたちに、スタジオサウスとつながりのあるミュージシャンによるバックバンドをつけて、一緒にライブをしようぜ!というイベントです。

今まで計41回開催されていて、主な開催場所はアコースティックライブハウス、幡ヶ谷36°5。
東京の他には大阪でも開催されていて、2017年4月には静岡でも行う予定で、全国各地でミュージシャン同士の繋がりを広げていっています。

エスカフェは僕にとっても思い入れの強いイベントで、サウスに顔を出すようになってから初めて経験させてもらったライブです。

エスカフェの醍醐味は何と言っても、普段はソロでしか聴けないアーティストの曲をバンドで聴けること!
出演アーティストのファンからしたらいつもの曲なのにいつもの曲じゃない、そうかこんなに素敵な曲だったんだ!と、そのアーティストの素晴らしさを再確認できるライブです。

もちろんバンド形式の他に、いつも通りの弾き語りでも演奏するのでアーティストのそのままの良さをダイレクトに感じることもできます。

基本的に出演者の数は5〜6組で、弾き語り2、3曲・バンド2曲で演奏することが多いです。


初めてエスカフェに参加したとき

ここからは個人的な経験を踏まえて、エスカフェに対して思うことを綴っていこうと思います。

今までエスカフェにはギタリストとして何回も参加させてもらっていますが、毎回違う雰囲気とキャラクターを持ったシンガーが出演してくれるのでプレイヤーとしてもすごく楽しんでやれています。
僕たちバックバンドが演奏する曲数は基本的に10曲〜12曲で、1回のリハで全曲のアレンジを練っていきます。
1曲にかけられる時間は正味45分ほどなのですが、その中でメンバー全員でああしよう、こうしようというアレンジを考えていくのです。

最初に参加した時はリハから緊張しまくりで、一緒にやるバックミュージシャンもみなさん10歳以上も年上の先輩ばかりで、すごくピリピリ(自分だけ)していたのを覚えています。。笑
少ない時間でも先輩たちが曲のアレンジを引っ張ってくれて、「この曲は〇〇っぽく弾いてみてー。」「この部分はもっと〇〇を思い描きながら弾いて。」「もっとパッション込めろよ!」など、様々なお言葉をいただき、終わってみればヘトヘトでした。

こんな少ない時間でよくいろんなアイデアが出てくるなぁと思っていましたが、それはやはり音楽の引き出しの多さがものを言うことを肌で学べた良い機会だったと思います。

「自分が知っている音楽なんてごくごく狭い範囲のものだった」
「自分は音楽に触れてすらいなかったんだな」

と、リハが終わった時点、いやリハの最中からすでにそう感じていました。

反省とかそういう類のものではなく、なんか新しい世界に踏み込んだような感覚でした。

ギタリストとして試されてる感を勝手に感じながら、いざ本番。

5曲目のイントロ。
シンガーさんのアコギのアルペジオに、僕がエレキのハーモニクスを乗せて幻想的な空間を作り出すという見せ場で!
こともあろうに僕は入るタイミングを間違えてしまい、イントロの終わりまでリズムが合わないまま突き進んむという乱行に出ます。Aメロに入ってからも澄ました顔をしていましたが、そのとき僕の全身の皮膚の内側は燃えさかっており、このままスーパーサイヤ人になれんじゃないかというくらいの熱エネルギーが充満していました。

「くうぅ〜恥ずかしい・・・く、悔しい・・・」

と思いながらお兄ちゃん(赤羽一成氏の愛称)の方をチラッと見ると、「大丈夫さ、気にすんな。」と言っているかのような眼差しで微笑みかけられ、ようやく安心できたのを覚えています。笑

その曲が終わり、転換の間

「さっきはトチってすみませんでした。」と謝ると、お兄ちゃんに

「大岡くんだけイントロがプログレだったね。」と返され、この人は骨の髄までミュージシャンだ〜〜〜と思いました。

こういうウィットに富んだジョークすげー好きなんですよね。笑


初参加のあと感じたこと

一言で言うと

「疲労」

でもそれは違う表現にすると

「成長」

成長するときには疲労がつきものです。楽して成長などはあり得ないんだと思います。
リハも含めて確かにめっちゃ疲れました。知らないことだらけで、ダメ出しだらけで軽く泣きそうになりました。でも、そんな経験をしたからこそ得られるものがあったんです。

・自分は無知であること
・音楽の本質はまだまだ見えない深いところにあること
・理屈じゃない、感性に訴えかけてくるものを信じること

などなど、挙げだしたらキリがないのですが、とにかく沢山のことを学びました。

音楽ってのは、文化や芸術でもあるのですが、もっと大きく表現すれば1つの生き方なんだと思います。
心に溜まったもの、人に伝えたいけど伝えられないこと、言いようのない悲しみや苦しみ、誰かを助けたい気持ち、自分自身が救われたいという祈り、様々な思いが詰まってる生き方なんだと思います。

なんかカッコつけましたが、結局最後に感じたことは

音楽ってやっぱ楽しいな!

ってことでした。

(by 大岡シンイチロウ